【教員志望必見】先生に社会人の経験は必要か?

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「社会人を経験してから先生になった方がいいか?」

という問いはしばしば話題に上がっている。

 

「教育の世界は狭い。企業を経験した方がいい」

というよう意見は耳にすることが多い。

 

果たして、どちらの方が良いのだろうか。

結論から言うと、僕は「どちらでもよい」と思う。

 

でも本当にそうなの?

しかし、先生は度々文句を言われる。

「社会に出たことも無いやつに社会人を育てられるのか」

 

一見筋が通っているように見える。でも果たして本当にそうなのだろうか。

現に社会人の経験がない先生でも立派な社会人を育てている人はいるはずである。

本当に大切なのは「社会人の経験」なのだろうか。

 

先生の仕事って?

先生という存在は

その瞬間の子どもたちの成長を支えることが仕事であり、

子どもたちの学校生活を安心安全に成り立たせる仕事であり、

その場その場でコミュニケーションを一緒に作りながら答えを見つけていく仕事だったりすると思う。

 

「◯◯がいいんだ!」と言って価値観を教え込んだりすることが仕事ではない。

(それは本当に先生の仕事の一面にしか過ぎないと思う)

 

もっと面白い授業を展開するスキルだったり、子どもとの接し方だったり、

どんな教室にしたら子どもがわくわくするかを知っている方が良い。

少なくとも子どもたちは嬉しいはずである。

 

社会人になってから先生になると良いことは?

社会に出ればもちろん、

よく言われているように広い世界の中に入ることはできるし、

色んな業種の人と触れ合うことができると思う。

 

さらに、企業で働いた経験は先生になってもなくなることはないし、

それは自分の人生のプラスになることは確かだ。

その経験を先生になってから活かすことはできるはずである。

 

先生に社会人の経験は必要か?

ただ、1つ言えることとしては、社会人の経験があれば良い先生になれるわけじゃない。

先生という仕事は、思っているよりも非常に「プロフェッショナル」な仕事だと先生志望の僕は思っている。

子どもたちとのコミュニケーションや雰囲気の作り方などの答えはない。

その場その場で毎回違って、現場での積み重ねが圧倒的に活きる仕事である。

 

むしろ「俺は社会人経験があるんだ!」とか思うような先生になってしまうようなら僕は怖い。

そこで自分が経験したことがすべてではない。たくさんの人生・選択肢がある内のほんの1つなのだから。

 

大切なのは、自分が何をどう伝えたいかということ。

それを考えた上で社会人の経験を経てから先生になる選択をするならそれでよいと思う。

 

ただ、

「なんとなく社会人やってから先生になろうかな」

なんて思っている人にはもう一度考え直してもらいたい。

「本当に社会人になる必要はあるのか?」

「なぜ社会人になるのか?」

そこの結論が出ない限り、社会人になってから先生になる意味はそこまでないと思う。

 

最後に

結論は「どちらでもよい」。

自分がその道を経験してみたいと思うならそうすればいい。

その経験から伝えられることは必ずあるはず。

そういう先生に出逢って良かったと思う人もいると思う。

 

ただ、もし子どもと早く接したいと思っているなら、

わざわざ遠回りする必要はないと思う。

どっちがいいかってことじゃなくて、納得感のある人生を送っていれば

子どもたちに伝えられることは山ほどあるはず。それが一番大切だと思う。

鈴木 秀康

鈴木 秀康【教育】

投稿者の過去記事

早稲田大学教育学部に在籍しており、将来は中学・高校の社会科の先生を目指しています。1人の若者としての意識を忘れることなく、「気づき」を与えられる記事を書けるように頑張りたいと思います。また、教育に携わっている身として、1人でも多くの人に教育に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

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