“普通”の大学生が振り返る、2015年という年【菊本寛】

HAPPY MERRY CHRISTMAS!!!!!

今日はイブ!!!アドベントカレンダー企画の24日目です!!!

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こんにちは!菊本です。よろしくお願いいたします!

早速ですが僕は、上智大学外国語学部英語学科に所属している、ごく”普通”の大学生です。

ごく”普通”の大学生が皆さんと同じく、今日気になっちゃっていること…それは、クリスマスですね。皆さんは、素敵な夜を過ごしてくださいね。

え?僕ですか?僕は、このまま順調に進めば…今年もシングルベルを鳴らすことでしょう(笑)。

一人で鳴らすのはあまりにも悲しいので、本日はシングル友達二人とお好み焼きを食べてきます。

では早速、本題の3大ニュースの紹介に移りますね!

(ちなみに、最後までご一読していただければ、”普通”の意味が分かりますよ!)

第3位、イスラム国による日本人拘束事件が発生し、湯川遥菜さん・後藤健二さんが殺害される(1月)

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1月上旬にシャルリー・エブド襲撃事件が起きた時、僕は友人と人生の師匠と一緒にとあるビルのラウンジにいました。ラウンジに備え付けられているTVの映像が突然変わったので、おもむろに目をやると、襲撃事件についての速報がCNNで流れていました。

そのラウンジは広かったため、反対側の壁にもTVが備え付けられており、そちらでは日本のバラエティ番組が流れ続けていました

その時に、師匠がポツリとこう言ったんです。「日本はまるで他人事だな。」

その数週間後、イスラム国による日本人拘束事件が発生し、邦人2人が殺害されました。

第2位、ネパール地震、死者9千人弱(4月)

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今年の1月17日が、阪神・淡路大震災が発生してから20年だったため、4月に起きたネパールの地震の衝撃は大きかったです。

僕は、大地震を直接経験したことはありませんが、親戚が兵庫県に住んでおり、阪神・淡路大震災の発生時には叔母のお腹に双子の従兄妹がいました。また、僕は静岡県の出身なのですが、静岡では母が幼い頃から「大地震が来る」と言われています。

もしかしたら、僕は将来、大地震を経験するかもしれないし、ひょっとしたらしないかもしれない。でも、よく考えたら「僕が大地震を経験するかどうか」を軸にして震災について考えるのって、「ちょっと利己的過ぎるし、あまり意味がないことなのかな」と・・・ネパールの地震の報道を受けて思いました。

悲しいけれど、世界でも日本でも、震災の犠牲になる人はこれからもいるし、震災による家族の喪失や怪我、風評被害に苦しんでいる人は、今も同じ時を生きている。

次の震災の被災者が、僕かもしれないし、僕の家族や友人かもしれない。もしかしたら、全く知らない人が、犠牲になってしまうかもしれない。

ただ一つだけ、確実に変わらないことは、これからも震災は起き続けるし、被災者は出続けるということ。

ネパールの地震のニュースを受けて、「そのために何かしなきゃ」と思わされました。

今考えている具体的な案は、とってもありきたりなのだけれど、「東北震災の被災地を訪ねる」です。

実は僕はまだ、訪ねていないんです。今年の春休みが、大学生最後の春休みになるので、訪ねさせてもらおうと思っています。

第1位、パリ同時多発テロ事件(11月)

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先日清水寺で発表された今年の漢字である「安」に象徴されるように、今年一年は、人を不安にさせるような出来事が多かった印象があります。

パリ同時多発テロ事件は、悲しいという言葉では言い表せないほど、悲しい出来事でした。

また、テロ事件を受けて、世界中のランドマークやFacebookのプロフィール写真がトリコロールに染まる一方で、イラクやレバノンでのテロが全くと言っていいほど取り上げられない現実を目の当たりにし、社会が如何に階級化され、それに従って動いているかということを思い知りました。

社会に生きる当事者として、あらゆることを他人事にせず、自分を含めた人のために考え行動していきたいと思いました。

パリ同時多発テロ事件と特権階級については、Facebookに僕の考えを投稿しました。今年最も反響があった投稿の一つなので、興味があればご一読ください。

投稿記事URL: https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1108201205891336&set=a.134174646627335.22527.100001044012157&type=3&theater

最後に、”普通”ということについて。

さて、僕は冒頭で自分のことを「ごく”普通”の大学生」と

して紹介しました。なぜなら僕は、自分のことをどこにでもいる「ごく”普通”の大学生」だと思っているからです。

僕は、ゲイです。

冒頭のクリスマスの話題で僕の“将来の彼女”を想像してくれた読者のみなさんありがとうございます。

でも、残念でした(笑)。むしろ彼氏、探してます(笑)

読者のみんなさんには、僕の記事を通して、

普通の境界線が如何に曖昧か、

自分が普段どれくらいの先入観を持って物事を考えているか、

セクシャルマイノリティに限らず、みんなの“普通”になろうと無理をしている人が、社会にたくさんいることを感じてもらえたら嬉しいです。

記事を執筆するにあたって、僕は“普通”を演じるべく、アメリカの同性婚について、渋谷区・世田谷区の同性パートナーシップ証明書について等のセクシャルマイノリティの話題を全て封印していました。

なので、記事を書くのがとっても難しかったです。

僕は、高校生の時に既に両親にカミングアウトをし、現在はセクシャリティを公にして啓蒙活動もしていますが、記事の執筆を通して「これが、カミングアウトする前の僕の気持ちであり、カミングアウトせずに生きている人たちの日々の辛さなんだな」と改めて感じました。

そんな僕の来年の抱負は、「イギリスの大学院でセクシャリティとメディアについて学ぶ」です。物事って、結局捉え方だと思うんですよね。「物事をどういう風に発信すれば、それらについているスティグマを取り払うことができ、かつポジティブに見てもらえるか」ということを研究したいと思っています。

長男長女でも末っ子でも

日本人でも外国人でも

都市に住んでいても地方に住んでいても

健康でも病気でも

学校に行っていても不登校でも

セクシャルマイノリティでもマジョリティでも

語弊を恐れずに言わせてもらえば

あなたがあなたらしく生きられるなら、なんでも

みんなが「自分らしく」生きられる社会が来るよう願いながら、タイプする手を止めたいと思います。

素敵なクリスマスと年末年始をお過ごし下さい。

ご一読ありがとうございました。

ライター

菊本 寛(きくもと かん)

一人の”普通”の学生、一人の”普通”の人間として、これからの世の中に多様性というものが溢れ、より多くの人々が自分たちの可能性に笑顔できる社会を実現しようと、活動する。こんな素敵なメンズを、レッツフォロー。

Facebook: 菊本寛 (Kan Kanyoncé Knowles Kikumoto)

Twitter: Kan Kikumoto @KanyonceKnowles

Instagram: Kanyonce (Kan)

seizee編集部

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当メディア『SeiZee』の編集部です。
「読んだらちょっと、考えちゃう」をテーマに記事発信しています。

昨年末から、モスク、競馬場などへのインタビューに力を入れています。

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