政党政治? なにそれ? 自民党職員に聞いてみた!

日本の民主主義は、実質的に各政党により運営されている。日本の民主政は英国・イギリス型の民主主義です。この英国型民主主義政治は、典型的な「政党政治」なのです。ちょっと待って。「政党政治」って何? ここで、国会でもちょくちょく引用される(笑)、『広辞苑』を見てみます。

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「せいとうせいじ【政党政治】

政党が政権を掌握し、これを運営する政治。他の政党と政権を交替する可能性があり、現代民主政治は一般に政党政治として行われる。」(『広辞苑 第六版』より)。

 

なるほどなるほど…字義しかわからねぇ。そうか、なら、政党政治の最前線で戦う政党職員に聞いてみよう! ということで、来ました。「自由民主党○○県支部連合会」。

 

こんこん(ドアをたたく)。「すみません、お話をお伺いしたいのですが。」と、アポなしのため恐々と尋ねると、「いいですよ。」と快諾してくださった。本題に入る前に、世間話や先の選挙の話をしていたら、なんとか政党政治につながった!

 

わたし:「そういえば、僕らの県のあの選挙区は、自民党と民主党の一騎打ちみたいな選挙でしたね。」

党職員:「うん。」

わたし:「僕、あの選挙区の候補は、自民と民主の候補が逆であるべきだったと思うんです。比較的革新的な自民候補と、保守的な民主候補。」

党職員:「その通り。」

わたし:「なので、僕は自民党が本当に保守で、保守思想を大切にしているならば、あえて対抗馬を出したりせずに、あの民主候補に推薦を出すべきだったと思うんですが。」

党職員:「それは違うよ佐伯くん。いいかい、党にとっては議席をとることが第一で、個々の候補の思想は後なんだ。」

わたし:「え、でも、その人に採決とかで反対票投じられたら…」

党職員:「彼の行動は党議拘束で何とでもできる。それが政党政治なんだよ。」

わたし:「そうなんですか…」

 

もし、これが本当ならば、数百人の自民党、民主党、維新の党の議員や他党の議員も、一人ひとりが党にとって、ただの駒でしかなく、日本の民主主義政治を動かしているのは各党とりわけ与党の上層部・執行部ということになる。これって民主主義なのかな?

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同じくこのSeiZeeのライター徐東輝さんが書いた『「強行採決」という言葉に現れる違和感と、この日にホルムズ海峡の話が入ってくる皮肉』―http://seizee.jp/politics/992 という記事に、「イギリスは日本と同じ議院内閣制のもと、政党政治が行われ、普段の議会運営では党議拘束があります。つまり、日本と同じく、ちゃんと党の立場で賛否を表明しなければなりません。しかし、「自由投票」というシステムがあります。これは、国会議員が所属政党の方針に関係なく、自分の意志に基づいて行う投票であって、伝統的に国会議員の「良心」に基づいた判断が迫られるものについて、これが採用されます。そして、直近では、キツネ狩りの禁止を解禁するか否かの法案について、キャメロン首相は自由投票に委ねるとしました。保守党も労働党も自分たちの意見で投票することができるのです。」という記述があった。

 

このように、同じ議院内閣制で「政党政治」の英国では、議員は政党に所属していても、みずからの良心に従って投票できるシステムをとっているのです。これはまさに、商店街みたいなもの。みんなで協力しながらコミュニティを築きつつ、自立して活動している。対して、日本はホールディングス、持株会社みたい。傘下の会社は上からの指示を待ち、そしてそれに従う。ぼくらは選挙でコマを選び出していることになる。嫌だなあ。

 

 

 

*会話の部分に関しては、文章構成上の観点から、一部順序や表現を変更している部分があります。

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