政治家の皆さん、投票が電子化されるってよ

みなさんも一度は想像されたことがあるのではないでしょうか。
「インターネットから投票できたら、便利なのになぁ。」
今日は、インターネット投票のメリットとデメリットまとめ+海外の実施事例をご紹介します!

インターネット投票の5つのメリット
1. 開票(集計)時間の短縮
デシタル集計が可能なため、圧倒的な時間コストの削減につながる。
2. 人件費の削減
立会人や集計人の代筆への人件費が削減でき、選挙公報に注力できる。
3. 疑問票や無効票が出ない
誤字や解読不可能な乱雑した文字がなくなる
4. 投票が容易になる
有権者の物理的コストの削減
5. 投票率の向上
アメリカのアリゾナ民主党予備選挙においてインターネット投票を導入したところ、6倍の投票率を記録。うち、4割の人がインターネット投票を活用した。

 

インターネット投票の3つのデメリット

 

1. セキュリティー問題、ハッカー対策

二重投票の防止や外的攻撃への対策に莫大なコストがかかる
秘密選挙の原則を堅実に守ることのできる安全なセキュリティーシステムが必要。
2. 回線負荷
サーバーのキャパシティーを超えるほどのアクセスが起こった場合の遡及的回復の実現性。
3. 選挙・投票の意味
投票所にいくことが儀式化されることで形成されるコミュニティーの断絶。
利便性の向上と投票率の向上に因果関係がないことは、期日前投票、不在者投票の結果からみてもわかる。

 

 

ハッキング

海外で実際にインターネット投票が行われている国がある!?
世界で最もIT化が進んでいる国のひとつエストニアは、「電子政府の先進国」と呼ばれています。2007年2月に世界で初となる国政選挙でのインターネット投票が実施されました。

エストニア共和国

上図エストニア国旗
電子証明書を記録した国民IDカードを15歳以上の国民に配布し、そのデータをもとに個人認証を行い電子投票が実施されています。
<投票から開票までの7つのステップ>
1. インターネットが接続されているPCにカードリーダーを装着し、専用ソフトウェアをインストール。IDカードをカードリーダーに挿入し、選管が運営する投票ページにアクセス。
2. IDカード上のPINコードより本人認証。
3. 選挙人が有権者か判断される。
4. 選挙区の候補者が表示される。
5. 選挙人は投票する候補者を選択する。
6. デジタル署名を添えて、自己の選好を確認する。
7. 開票時にデジタル署名は自動的に削除され、無記名投票状態となって集計作業が行われる。
つまり、パソコンさえあればどこでも!簡単に!投票することができるのです!
しかし、(特に上記でもあげたように)安全なセキュリティーを保障することの難解さから、懸念の声が多くあるのも事実です。

エストニアの他にも、フランスやカナダ、オーストラリア、インド、ブラジル、ベネズエラなどでは、一部の地域・州のみで電子投票が行われています。

18歳選挙権が成立し、若年層の投票率向上へのアプローチとしてインターネットからの投票制度が期待される一方、その法的手続性や措置の整備、安全なセキュリティーなど、実施されるまでにはまだまだ消化されるべき課題が山積しています。
国内では、地方選挙の不在者投票や期日前投票にインターネット投票を実験的かつ実用的に実施することから始まりそうです。

日本でも投票が電子化される未来が訪れるかもしれませんね。
ご興味のある方は、Let’s Google.
「ブラジル DRE」「オーストラリア Ars Technica」「エストニア PacSec」

参照:
総務省
http://www.soumu.go.jp/…/whitepap…/ja/h26/html/nc253120.html
外務省 エストニア
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/estonia/

Mielka(旧ivote関西)

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若者の政治参画の促進、特に投票率の向上、投票の質の向上を目指して活動している団体です。
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