みんな知ってる? マイナンバー制度

「マイナンバー制度?なんじゃそりゃ。」

って声が聞こえてきそうです。

実は私も存在は知ってましたが、詳しいことは何にも知りませんでした。

というわけで、マイナンバー制度についての基礎的な知識やまつわる問題点など

この記事を通して一緒に勉強していきましょう!

①そもそも、「マイナンバー制度」ってなんぞや。

「マイナンバー制度」(正式には社会保障・税番号制度

今年の10月に自分の住んでる市町村から、国民一人一人に12桁の番号が送付されます。その番号のことを「マイナンバー」と呼びます。

このマイナンバー、一度交付されたら生涯変わることはありません。

それゆえに、12桁の番号だけで個人を特定でき、個人の様々な情報…年金や住民票などの情報…が一元管理できるようになるのです。

じゃあ、そのマイナンバーってどんな時に使うんでしょうか?

”年金、雇用保険、医療保険の手続、生活保護や福祉の給付、確定申告などの税の手続など、法律で定められた事務に 限って、マイナンバーが利用されます。民間事業者でも、社会保険、源泉徴収事務などで法律で定められた範囲に限り、マイナンバーを取り扱います”

引用:内閣官房HP サマリー版(1ページ)(PDF:995KB)pdf

つまり、マイナンバーは社会保障、税に関する行政手続を行う際に必要となるのです。

社会保障や税の他にも、災害対策でも必要となります。例えば、万が一災害にあった際に家が壊れて住めなくなってしまった場合、生活の再建するための支援金が自治体から支給されます。その申請を行う際に必要となるのです。

②なんで導入されるの?

導入の大きな狙いは、社会保障と税で、役所がバラバラに持っている国民の情報を共通の番号で管理することによって、社会保障の手続きやサービスを効率化したり、脱税や税金逃れを防いだりする、というものです。

日本では、国税と地方税がバラバラに管理されています。そのため、国民の所得を正確に把握できず、公平な社会保障給付ができないといった問題があります。そこで、マイナンバー制度が導入されることによって一人一人の所得が正確に分かるようになります。その所得に対して、税の控除と社会保障給付を組み合わせて、その人その人にあった社会保障費が給付される仕組みが出来上がります。

つまり、マイナンバー制度の導入によって公平・公正な社会を実現していこうとしているのです。

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参考文献・引用:NEC http://jpn.nec.com/info-square/mitatv/discover/22/images/p05.jpg

③導入することで何がいいのか?マイナンバー制度のメリット

”1つめは、所得や他の行政サービスの受給状況を把握しやすくなるため、負担を不当に免れることや給付を不正に受けることを防止するとともに、本当に困っている方にきめ細かな支援を行えるようになります。(公平・公正な社会の実現)

2つめは、添付書類の削減など、行政手続が簡素化され、国民の負担が軽減されます。また、行政機関が持っている自分の情報を確認したり、行政機関から様々なサービスのお知らせを受け取ったりできるようになります。(国民の利便性の向上)  

3つめは、行政機関や地方公共団体などで、様々な情報の照合、転記、入力などに要している時間や労力が大幅に削減されます。複数の業務の間での連携が進み、作業の重複などの 無駄が削減されるようになります。(行政の効率化)”

引用:内閣官房HP マイナちゃんのマイナンバー解説(PDF:1.48MB)pdf

2と3に関してはもう少し噛み砕いて説明しましょう。
例えば、A市からB市に引越しをするとします。

引越しをする際にどんな手続をしなくてはいけないのか。

まずは住民票を移す手続をしなくてはいけません。

そして、転出届や転入届、国民年金、印鑑登録、国民健康保険などなど、実は引越しひとつとっても行政手続が多岐にわたるのです。

手続をするには書類の記入が必要不可欠になります。記入漏れやミスがあるときちんと手続がなされません。

しかし、このマイナンバー制度が導入されることによって、煩わしい手続がうんと減って、記入漏れやミスといった間違いが起こりづらくなると予想されているのです。

また、その書類を精査する行政機関側も従来よりも確認作業などうんと効率良くなり、他の仕事に時間を割くことができます。

こう見ると、国民にとっても行政にとっても結構いい仕組みになるんじゃない?って思いますよね!

しかーし!メリットがあるってことは、デメリットも存在するのです。

④マイナンバー制度のデメリット・懸念点

さて、マイナンバー制度は国民一人一人に番号をわり振って
様々な個人情報を一元管理するということはですよ、

情報漏えいの懸念がまず考えられます。
一箇所どこかでその番号が漏えいされたら、すべての情報が漏えいしてしまいます。漏えいされると、「なりすまし」の犯罪が発生し、大きな損害を受ける可能性も無きにしも非ずなのです。
もちろん、安心して利用できるよう、システムは万全に組まれていますが、万が一のことを考えると不安ですよね。万が一漏えいした場合の法制度ももちろん整備されており、罰金、もしくは懲役が科されるとのことです。
参考文献:http://jinjibu.jp/keyword/detl/660/

また、行政のみならず、すべての企業がマイナンバー制度に対応できるよう、システムを導入しなくてはなりません。したがって、多額の初期投資が必要となってきます。
時事通信は、「システム構築費などの初期費用2700億円に加え、運用開始後も維持費などで年300億円程度が必要になる見通し」(5/2付)と報じています。 
今年の10月に通知されて施行されるのは来年の1月から。対応や資金が間に合うのかという点も懸念されています。
マイナンバーはゆくゆくは自動車免許やパスポート、さらには銀行の預金口座などにも使えるようにする方向で話し合いが行われています。

 

個人のデータが一つにまとまり、自由に扱えるようになって便利になりますが、その裏に存在する情報管理・セキュリティーの問題も、今まで以上に頭に置く必要もある制度。
国や行政に任せきりにするのではなく、私たち自身もしっかり考えていく必要がありますね。

さて、マイナンバー制度とは国民一人一人に与えられ、この先生きていく上でなにかと必要になる番号であることがわかったかと思います。(私も勉強になりました。)

ですが、内閣府の調査(http://survey.gov-online.go.jp/tokubetu/h26/h26-mynumber.pdf)では、

この「マイナンバー制度の内容を知っている」と答えた人は
なんと28.3
%。

「知らない」と答えたのが28.6%
「言葉は知っているが、内容はよく知らない」と答えたのが43.0%

という結果が出ています。

 

10月にいきなりマイナンバーが郵送されてもあわてなくて済みますし、大げさな言い方をすると、個人情報が一元管理されるようになるのを知らないってかなりまずいですよね。。。。

 

なので、ここで知った方、ぜひ周りの人にこの「マイナンバー制度」について教えてあげてくださいね!

 

【参考文献】
NHK時論公論 http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/213913.html
政府公報オンライン http://www.gov-online.go.jp/tokusyu/mynumber/corp/index.html
内閣官房HPhttp://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/gaiyou.html

文責:田中景子

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