W選挙の後にivote関西が見る世界とは

大阪W選挙が11月22日に実施されてからもうすぐ2週間。
今回の大阪府知事・市長のW選挙の投票率は、知事選が45.47%、市長選が50.51%で、2011年の前回ダブル選をそれぞれ7.41ポイント、10.41ポイント下回る結果となりました。(ちなみに、過去最低というわけではありません。むしろ歴代の大阪の選挙に比べると低くはない数字です。)
前回よりも下がった投票率でしたが、ivote関西はそのような状況にあっても選挙に関して無関心な若者が選挙を知ることができる「キッカケ創り」のプロジェクトを展開してきました。そこから見えるものは、ただ投票率が低かったという事だけではありません。
今日は私たちのW選挙における活動、そしてこれからのivote関西が見据えていく未来についてお話しいたします。

W選挙で実施した内容

投票箱設置

今年4月の大阪府議会選挙、そして今回の府知事・市長のW選挙では、大阪大学豊中キャンパス内での期日前投票所および不在者投票所の設置が行われ、ivote関西は大阪大学内での投票所の周知・広報に携わりました。
結果としては2日間、しかも午後だけの受付で、天気はあいにくの大雨でしたが、利用者人数は288人、4月の府議会議員選挙の際から、学生と思われる若者の利用者人数は23人から49人、つまり26人増えたという結果になりました。
正直なところ、まだまだ利用者が少なく、大阪大学の学部生が約1万5千人いるという事実を踏まえると若者の皆さんに有意義に利用していただいているとはいいがたい数字です。
しかし、「投票所にいくことがめんどくさい」という意見に対して、物理的な距離の問題を打破すべく、今回の選挙では大学の投票箱設置をお手伝いさせていただきましたが、そこで感じたことは、大学への投票箱設置を誘導する際の、「選挙管理委員会」「大学」「大学生有権者」の三者を結びつける組織・団体の必要性でした。ここがより機能すれば、もっともっとキャンパス内投票所へ足を運んでくれる学生は増えていきます。
大学への投票箱設置キャンペーンの全国的な展開のヒントになれば幸いです。

投票割

また、11月20~30日まで、大阪大学、関西大学、大阪経済大学の大学内カフェや大学周辺の飲食店にて、
投票所に行ったことを証明できれば割引やサービスを受けられる「投票割」プロジェクトも実施しました。
利用者人数の集計はこれからですが、大学内での「投票割」の実施を3店舗でできたということ、
そして普段大学生が頻繁に利用しているお店19店舗で実施できたということは、

「それらのお店を利用しているけれど選挙自体は知らなかった!」

という人にとって、選挙の存在を知り、「投票割もあるから選挙に行ってみようかな」という気持ちへ結びつける“キッカケ”になりました。

模擬投票

そして、大阪W選挙で一つの社会実験として行われたのが「Teen’s Vote for Osaka」プロジェクト。「未成年=”非有権者”」の意見を聞いてみようという企画です。
これは将来の有権者、つまり「未成年」の主張を街頭投票、およびWeb投票によって問うものでした。
別記事(届け、未成年の主張! 〜大阪W選挙、未成年が決めるとこうなった〜)で紹介の通り、各候補者の各得票率の傾向は多少異なるものの、当選者は実際の選挙と同じ結果となりました。
この模擬選挙は参加者は街頭、Web含めて851人というかなりの規模で行われましたが、その851人の意見の中には、

「若い人が投票に行けば大阪は必ず良い方向へと進む!大阪が立ち直れば日本は大きく成長できる!今回の大阪W選挙は間違いなく今後の日本の行く末を占う選挙だと思う」(17歳 大阪府)

というような18歳選挙権の実施を踏まえ非常にポジティブな意見が多く見られました。
それと同時に、実際の選挙の結果と照らしあわせた時、未成年たちによる投票結果とそれほど大きな乖離は見られず、いわゆる”政治的判断力”は有権者と未成年者(10代)とでも、それほど変わらないということが示されました。来夏の参院選で実現する18歳選挙権についても、明るい展望を持つことができました。

私たちがこれから向き合う世界

ivote関西はこれから2月に向け、京都市長選挙への啓発活動、そしてそれと同時に来年7月に行われる参議院選挙に向けて選挙を盛り上げるための活動をしていきます。
そこでカギとなるのは私たち「若い世代の動き」。
ニュースでも多く取り上げられているように、次の参議院選挙は史上初めて全国の18歳、19歳が選挙に参加できるようになります。
将来を担う世代の意見がもっともっと政治へ反映されるようになっていくことになります。
今回のW選挙は地方選挙ということで、他の都道府県出身で大阪府に住民票を移していない人は投票が出来ませんでしたが、次回は国政選挙なので、住民票を移していなくても不在者投票で住民票を置いてある選挙区の選挙に参加ができます。つまり大学生全員がしっかりと投票する権利を有することになります。
また、例年7月頃は多くの大学が試験期間中ですが、だからこそ大学内投票箱設置も意味を増してくるものだと考えています。
また、同じように投票割も全国区の有名店などでの実施を現在計画しておりますが、学生が多く利用するような飲食店で実施することによって、多くの若者がその店舗で「投票割」という文字を目にし、選挙を知り、投票に行く動きを創るきっかけとなります。
そして最後に、選挙権のない若い世代に、これからも「模擬投票」を通じて意見を問いかけ、次世代の意見を社会に発信する機会にしていこうと企画しています。

私たちivote関西は、大阪W選挙を政治と若者の距離を縮める足がかりとして、より多くの若者に自発的に投票に行ってもらえるよう、”キッカケ創り”や投票環境の創出にさらに力を入れて取り組んでいきます。

その第一歩として、大阪エリアは本日から新たなメンバーも募集しております。
協力企業や協力団体も大募集中です!
興味がある方は、以下までご連絡をお願いします!
ivote.kansai@gmail.com(大阪エリア新メンバー担当:菅慶子)

これからも応援よろしくお願いいたします。

Mielka(旧ivote関西)

Mielka(旧ivote関西)

投稿者の過去記事

私たちMielka(旧ivote関西)は若者と政治のキョリを近づけるために
若者の政治参画の促進、特に投票率の向上、投票の質の向上を目指して活動している団体です。
公式FBはこちら→https://www.facebook.com/Mielka.japan/

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