【来る参院選!】選挙って投票に行きゃいいだけでしょって思ってるあなたへ【後編】

「参院選にお祭りのような盛り上がりを」との想いで行われた、学生団体ivote関西の主催のイベント、”FESTIVOTE”。
前編の第一部では、「自己認識とは何か」「自分の理想の社会ってなんだ」「小さな行動が社会を動かしていく」といったテーマで4人のゲストにお話いただいた。(前編はコチラhttp://seizee.jp/politics/5178)
後編の第二部では、「思考とは何か」「社会を変えるとは何か」「運に恵まれてる人ってなんでなの」「投票に行く意味ってなに」などをテーマに、4人のゲストに語っていただく。

第二部ゲストのプロフィールは以下の通りだ。

第二部ゲスト紹介:

みやけよう:ブログ「おはよう!みやけよう!」を運営しているカリスマ女子大生ブロガー。現在同志社大学4回生。JIA認定インタビュアー・ライター・広報としても活躍。インド留学の先駆者。

清光陽介(きよみつようすけ):株式会社kokokara Group 代表取締役社長。現在立命館大学の4回生。「前向きな人を増やす」を目標に、大学生活におけるチャレンジをサポート。学生活動、海外・国内インターン、海外留学などの紹介事業や、新卒採用の後押しなどをしている。

青木大和(あおきやまと):政治活動家。慶應義塾大学在学中、NPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」を設立。学生時代から、「高校生100人×国会議員」といった大規模イベントを成功させ、注目をあつめる。2014年冬の衆議院選挙に際して制作したサイトに関して、ネット上で炎上した経験を持つ。

徐東輝さん(そぉとんふぃ・前編同様ファシリテーター):京都大学法学部卒業。同大学院在籍中にivote関西を設立。政治という言葉がもつ堅苦しさを取り払うため、中高生の教育パッケージやWebサービスの構築を行い、著書の出版もしている。

 

考えてるような気になってる人多い

――思考って大事だって言われるけど、何を思考っていうんだろう?

清光さん(以下敬称略):思考は、自分の中で認識するものを増やすことだと思うんですよね。今日の朝とかも、みんななんとなく過ごしたかもしれないけど、すごい人たちって、2016年何月何日の何時って感じで、すごくその一瞬一瞬を生きてる。なんとなく生きてないなって思うんです。それとか、みんなが当たり前に受容してしまうものを疑問に思うことも大事かなと。思考って、し始めると乗ってきて、どんどんできるもんです。

みやけさん(以下敬称略):考えてるような気になってる人って多いですからね。私はかみ砕いて言語化できることかなって思います。後は、会話でわかりますよね。この人思考してるかしてないかって秒でわかる。笑

青木さん(以下敬称略):思考した結果、総理に怒られたんで。笑 政治の話って、どうしても「意識高い」の壁を抜け出せないような気がしていて、あのウェブサイトも、あえて仮面をつけたらそういう壁が取り払われて議論を生むかなって思って作って。今でもずっと若者にとって何がおもしろいかなって視点で色々考えてます。
その元となるのは情報でしょうね。趣味がネットサーフィンで毎朝2、3時間はそれに時間費やしてるんで。雑誌とか本もめっちゃ読むし。だから、誰と会っても、例えばスポーツ選手とか、女子高生とか、国会議員とか、どんなふり幅にも対応できますよね。

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左から、青木大和さん、みやけようさん、清光陽介さん

他人の頭借りたり、本物や新しい人と会って話したり

――どうやって思考するのかがわからない人って結構いると思うんだけど、どう?

清光:自分の頭の中に頼るのをやめて、他の人ならどう考えるかなって考えてみるといいと思います。自分が尊敬する人とか誰でもいいので。僕は、あるすごい偉い人のかばん持ちみたいなことをやってた時があるんですけど、そのときその人がすごく「whyを考える」人で。それを参考に考えてみたりしてます。そういう他人の頭を借りて考えてみるっていうのはいいと思いますね。人一人が考えられる思考の絶対量って少ないですから。読書とかも書いた人の頭の中借りてるようなもんですよね。
あと、人生の悩みを減らすために、自分よりもクズな人に会うってのも大事ですよ。笑 こんな奴もこんなに幸せそうに生きてるんだから、自分も楽しく生きようって思える。笑
考える習慣として1番良いのは新しい人と会うことですよね。ちゃんと「会話」するって頭使うことなので。

徐東輝さん(以下敬称略):1、2か月インターンとかするより、1日2日でも本物に会うっていうのは確かに大事だよね。

みやけ:私も考えを深堀したいときは人に会いますね。ひとつの物事の切り口をたくさん持つことが大事だと思うので。

青木:僕はジャーナリストの堀潤さんとかすごい人たちとシェアハウスで3年過ごしていたんですけど。あれはすごい勉強になりましたね。そこにいる人たちは、リズミカルな内省マシーンのごとく毎日決めれられたルーティン過ごしてるんですよね。それで思考を整えてるんですよ。例えば、飲み会は金曜日だけしか行かないで、ほかの日は絶対11時に家に帰る、とか、17年間まったく同じ朝ごはんとかね。生き方と時間の使い方を学んだような気がします。そこまで時間を切り詰めて思考を整えられるってすごい。

 

社会を変えるってそんなデカいことじゃない

ーー社会を変えるって何だとおもう?

清光:社会を変えるって言えばいいと思ってる人は多いような気がする。「社会を変える」ってイメージじゃなくて、身近なところからだんだん広がっていくイメージですよね。みんなそうしてやってるのに、メディアとかは大きく取り上げようとして後付けでいろんな大きなこと言うからみんな勘違いしちゃう。
それに社会貢献って別に無理にしようとしなくていいもんですよ。ナンパとかやってたらだんだん人の欲求がわかるようになってきて、社会の役に立つようなことを考えるようになったって話とかも聞きますし。

徐:確かに身近なところから始まりますよね。社会を変えようとしている人っていい意味で自分の影響範囲を見限ってるんだと思うんです。目の前の人からしか変えられないってわかった上で、少しづつ影響範囲を広げていこうって感じ。社会は自分がいなくても自然と変わっていくけど、自分がその変化をできる限り最適化したいという想いはありますよね。

青木:「社会を変える」が日本と海外で全然違うんですよね。それは、海外は、どちらかに肩入れすると社会が大きく変わるような仕組みだから。日本は制度上大きく変えられることはない。だから日本では、個別の社会問題に取り組んでる人が多くて、「社会を変える」ってのがなくなりつつありますよね。
「社会を変えたい」って要するに「モテたい」ってことかなあって。笑 アメリカだと政治の話できないといくら顔かっこよくてもモテないですから。

徐:日本では、なんで政治家ってモテないんだろ。好きになってよ。社会を変えようとしてる人たちを。…え、顔?笑

みやけ:違うでしょ。笑 夢を追ってる人は好きですよ、女子は。でっかいことやりたいって思って、焦って近道しようとすると、どんどん道は狭まっていって、遠ざかるので、焦ってこれ!って決めようとしないでいいと思います。

第二部ゲストトークのファシリテーショングラフィック(タオルマンさん筆)

第二部ゲストトークのファシリテーショングラフィック(タオルマンさん筆)

今に感謝してるからこそ運が巡ってくる

――運とか縁に恵まれる人ってなんでなんだろう?

清光:すごい人って、だいたい自分のこといつも振り返ってますよね。普通の人って、明確な自分の中での優先順位って持ってないけど、そういう人たちは自分のことよくわかってるから、明確な優先順位がある。だから、適切な時に適切なものを掴めるのかなあと思います。あとは、今あるものを大事にしてたら、まわりまわっていつかめぐってくるものじゃないですかね。

みやけ:
苦しみたいなって思ってる時にfacebookで情報が流れ来たりするんです。そういうのって普段から自分がやりたいですって口に出してますよね。やっぱり口に出さないと誰も自分の気持ちに気付いてくれませんから。
点と点の人間関係ってそういうきっかけを持ってこないけど、線のある人間関係にはそういうきっかけを運んでくれます。だからやっぱり人間関係はすごく大事。あとは、今あるものがすべて自分の実力だって思ってたらやってこないと思います。周りへの感謝の気持ちを持ってたらいつかはめぐってきます。

青木:図々しさが必要。
僕は何か起きたら飛びついてます。例えば、大人にその靴いいなほしいなって言ったら、案外大人はくれます。笑 あとは、捉え方の違いですよね。何か起きたら運がいいと思うようにしています。
僕は、一生歩けないって宣告されたことがあるけど、なんか歩ける気がするんだよなって思ってたら、本当に今歩けるようになって、そんなのも普通の人からしたら不運だな、かわいそうだなってなるんだろうけど、痛みを感じる喜びとか知れたから、運が良かったって思います。

 

子供に、お父さんお母さんが作ってくれた社会でよかったって思ってほしい

――今、満足?幸せ?これから行動を起こすかもしれないみんなにひとこと。

清光:毎日すごく幸せです。社会に必要とされそうという理由で選んだ行動には意思が乗らないから、感情を動かされたものに乗ってみて、3か月とか半年とか喜んで捨ててみてほしい。自分の人生を大切にしすぎず、感情に正直に。

みやけ:できるんですかね、いつか。私は、他人からの評価がないと満足できない人間で、ある評価ゲージみたいなものが溜まればほかのゲージができて、っていうのを繰り返すのでたぶん一生満足はしないんですけど。でもそれはそれでいろんねゲージが出来るのは楽しいです。
好きだ、って思うことは案外自分が好きと思いたいだけのものかもしれないと私は思っていて。なので、一度あえて突き放してみると気付けるかもしれません。修行してみてください。

青木:炎上したときに、取りつかれたかのように、自分に対する批判をネットサーフィンしてみてたんですけど。その中に自分の大切な人がひとりもいなくて。僕を擁護してくれている人までいて。あの時、たくさんの人が連絡してきてくれました。唯一自分は人には恵まれてるなって思うんです。だから、その人たちに感謝して生きていきたいですね。みなさんにはこんなやつでも頑張って生きていけるんだなって思ってほしいです。

徐:劣等感の塊みたいな人間だから、自己実現という意味では幸せではないかもしれないけど、今こうして僕がやってることを一緒にやってくれる人がいることがすごく幸せです。
モテたいとか承認欲求とか、行動を起こす理由なんてなんでもいいんだからね。行動を起こしてみてください。
最後に、僕は投票に行こうよっていう活動をしてるけど、投票に単に行くだけじゃなんの意味もないと思ってます。民主主義っていうのは、ひとりひとりの集合知を反映させるための意思決定プロセスなんです。ひとりひとりの知性を、集約させて、少しづつ社会を動かしていこうよっていうものなわけです。
だから、投票は、ひとりが行っただけじゃ何も変わらないっていう人がいるけど、それは民主主義の根幹そのものを否定しているものなわけ。1票で社会が動くなら、そんなの怖すぎて誰も投票行けないですよね。
僕は、社会を変える一歩が最初は身近な人を大事にすることから始まるように、ひとりひとりの集合知が社会を動かしていくと思っています。
だからみんなには、身近なところから自分の理想の社会を考えてみて欲しい。権力者は、みんなに声をあげないで欲しいと思っている、自分たちの思い通りにならないのは、怖いから。でも、僕は、自分か子供に誇れるような社会をみんなに作っていってほしいです。自分のお父さんやお母さんに、「投票行ってないよ?どうでもいいから。」って言われたら悲しいですよね。子供には、お父さんお母さんが作ってくれた社会でよかったって言ってもらいたい。自分が子供に誇れる社会、そんな小さな身近な大切なところからぜひ考えて、7月10日、投票に行ってください。どうでもよかったらいかなくていいからね。

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ゲストで集合写真。本当にありがとうございました。

こうして、ivote関西プレゼンツの究極の人生譚は終わった。総計2時間に及んだ”FESTIVOTE”のゲストトーク。
でっかいことを言う前に、今の自分を見つめなおし、感謝を忘れずに生きていく、そんな当たり前のことが当たり前にできる人たちが、とてもかっこよく思えた。この記事をよんだあなたは、投票日の今日から、明日から、前を向いて進んで行ってほしい。

 

あなたが、子供たちに誇りたい社会はどんな社会ですか?

横動かん-01

 

Mielka(旧ivote関西)

Mielka(旧ivote関西)

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私たちMielka(旧ivote関西)は若者と政治のキョリを近づけるために
若者の政治参画の促進、特に投票率の向上、投票の質の向上を目指して活動している団体です。
公式FBはこちら→https://www.facebook.com/Mielka.japan/

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