【社会課題解決に取り組む学生団体ってなんのためにあるんだろ。】

はじめまして、今井郁弥(Imai Fumiya)と申します。
NPOで理事/広報を務めるのをはじめ、いろんなとこに所属して微力ながら社会課題の解決に取り組んでいる大学3年生です。

ずうっと前にライター契約をしていたのですが、書くのを渋っていて、そろそろ書こうかなと思ってこの場をいただいております。
僕のスタンスは、感じたことを言葉に。
この文章を読むのに、知識の有無は関係ありません。
フラットな気持ちで読んでいただけると幸いです。

 

で、今回書く僕が最近感じていることなんですが、
「社会課題解決に取り組む学生団体ってなんのためにあるんだろ。」

というのも、前述のとおりNPOで広報をやってるんですが、先日創設から満3年が経ったんですね。

そのときに
「3年間、ありがとうございます!!」
って言葉を入れてグラフィックで出そうって話になったんです。
やっぱりいろんな人のご協力があってやってきたことなので。

で、ちょっと手が空いてなかったので、メンバーに投稿任せてアウトプットの確認をしなかったんですね。

そのあと。
時間できたときにFacebookを開いてスクロールしてたら、
グラフィックの上に大きくドーン。

「祝3周年!!」

「えっ、マ、ジ、か!?!?」
ってなりました。

あのときほど、綺麗に「えっ、マジか」を区切って発音したことはこれまでも
これからもないと思います。
そんくらい衝撃を受けました。

僕の感覚わかりますか?

とくに社会課題解決系の学生団体の方が見てくれていたらちょっと考えていただきたいんですが、社会課題の解決に取り組む団体の最大のビジョンってなんだと思いますか?

僕は、
「自分たちがいなくていい社会をつくること」
だと思うんです。

もちろん、例外はあります。
たとえば病児保育とか問題が偶発的なもので、仕組み上、第三者機関の協力が必要で、その団体のソリューションが形として残るものであれば、ずうっとあったほうがいいと思います。

ただ「若者の政治意識の向上」みたく解決できる可能性がある問題を扱ってる団体は、その問題が解決されて早く消えることが目標だと思うんです。

だから、「祝◯年」って違うと思うんですよね。
僕らが続くってことは、問題も続くってことです。
ぜんぜんおめでたくなくないですか?

で、ここでよく出てくる意見が
「学生にそこまで求めなくてもいいんじゃないか」
って意見なんですね。

往々にして、この言葉って学生じゃない人から出てくるんですが、
この人たちの考えって
「学生がたいそうなことやってて偉いねー。」
なんです。

この考え方自体はまったく批判されるものじゃありません。
でも、やってる学生側は本気で変えようと思ってるんですよね。
僕も、団体のメンバーも、友人も、さまざまな社会問題に立ち向かっていますが、
みんな本気で取り組んでます。
みんな、「頑張る」って言葉には意味を感じず、結果だして「すげえな」って言わせたいんです。
でも
「学生だから偉いね。」

もちろん、結果を出しきれない僕ら自身の問題でもあります。

でも、周りを見てて、この風潮がすごい邪魔してるって最近よく思うんです。

たとえばメディア。
僕自身、とてもお世話になっていますが、
「メディアに取り上げられた」=「自分たちが意味あることをしている」
って思考回路になったら終わりだと思ってます。

だって、メディアが取り上げてくれるのは
「学生が意味のあるおもしろいことをしてるから」
だからです。

もしかしたら、そのアプローチ以外にもっと本質的な解決方法があるかもしれません。

僕のNPOも先日、全国から集まる100人の高校生と有識者や国会議員の方々が討論するイベントの第5回目を行って、全キー局、全主要新聞紙含め30社ほどのメディアの方々に来ていただいたんですが、それはただメディアにとって「18歳に選挙権が引き下げられたなか、議員と高校生の議論を撮りたい」とか「学生が主催してておもしろい」とかってところにバリューがあるからなんですね。

だから、別に僕らのソリューションが評価されてるわけじゃないんです。
そこを勘違いしちゃいけないなと、いつも思って活動しています。

で、そこを勘違いしてしまうと、いつまで経ったって本質的な問題解決はできないんです。
ただの「頑張ってる偉いやつ」で終わるんです。

だから、もしこの意見に同意してくださる方がいたら、ちょっとの時間、2つのことを考えてみてください。
「自分たちの活動は最高に本質的か?」
「その問題はいつ解決されて、いつ自分たちは活動をやめることができるのか?」

長文読んでいただき、ありがとうございました。

今井 郁弥

今井 郁弥【政治・社会】

投稿者の過去記事

「俺が斜に構えてるんじゃない。社会が斜めってんだ。」という気持ちで、社会の1側面を切り取って思ったことを率直に書きます。自分の価値観と照らし合わせてもらって、「たしかに、そうだね。」って思ってくれたら、、、友達になりましょう。

早稲田大学政治経済学部3年/NPO法人僕らの一歩が日本を変える。理事&広報/コピーライター/CROWD GOVERNMENT LAB研究員/松下村塾リバースプロジェクトプロデューサー/サイバーエージェントプランナー(見習い)

Tw: @dafuminem
FB:https://www.facebook.com/fumiya.imai1

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